霞ヶ関キャピタル(3498)続落 1か月以上ぶり終値が15,000円台に

スイングトレードレポート020

霞ヶ関キャピタル(3498)は続落し2日連続の陰線となりました。
高値をつけた5月21日から数えると、7陰線→2陽線→2陰線となっています。
右肩上がりの上昇を続けてきたこの銘柄にしては若干下げすぎている感があるチャートです。

どうやら僕の勝手推論「今回の下落は6月18日まで続き、株価は14,910円まで下落する」はあながち間違っていないかもしれません。
期間はさておき株価という面では明日にでも達成してしまいそうです。

この推論については下記をご参照ください。

目次

霞ヶ関キャピタル(3498)は前日比-850円で大引

今日の霞ヶ関キャピタル(3498)は寄付直後から一気に下落。
スタートがギャップダウンだったこともあり、いきなり前日終値から大きく下げることになりました。
9時22分には前日比-990円となる15,550円まで到達しています。

すぐに小反発し15,800円付近まで戻すものの、そこからは横ばい。
11時に入ると徐々に下げ始め、15,640円で前場を終了。

後場に入るとさらに1段下落し安値15,520円をつけるも、そこからは横ばい&じわりと上げ、最終的には15,690円で大引を迎えました。

始値高値安値終値
16,330円16,470円15,520円15,690円

今日の空売り

空売り者残高割合増減率残高数量増減量備考
XTX Markets0.720%-0.150%71,400株-15,000
Jefferies International1.970%+0.170%194,400株+17,100
JPモルガン証券1.140%+0.090%112,100株+8,400
Nomura International1.650%-0.180%162,324株-18,000
モルガン・スタンレーMUFG5.680%+1.040%558,625株+101,900
Merrill Lynch international0.450%-0.140%44,300株-13,800報告義務消失
Barclays Capital Securities1.330%+0.240%131,186株+23,500
GOLDMAN SACHS0.540%0%53,682株再IN(前回2024-05-29)

直近1か月では最安の終値

今日の終値15,690円は直近1か月では最安で、今日以前で15,000円台の終値というと5月1日の15,710円まで遡ります。

3営業日前の5月30日には安値15,530円をつけていますが、これは一時的な安値であり、1日の値動きとしては上昇して終値16,380円で大引けを迎えています。

この調子だと明日はギャップダウンして始まりそうで、そこからさらに下を掘りにいくとすると朝イチで一気に15,000円を割ってくる可能性もゼロではありません。

含み損は大幅増大 マイナス831,398円に

今日も強烈に下げてくれたので、含み損は大幅増大してマイナス831,398円となっています。
ただ、今日15,670円で追加買建した建玉100株がプラス1,819円となってくれているのはささやかな心の救いです。

期間株数買建時単価現在値含み損益金利
5/22〜100株17,500円15,690円-182,208円1,208円
5/24〜100株17,645円15,690円-196,617円1,117円
5/24〜100株17,640円15,690円-196,116円1,116円
5/24〜100株17,345円15,690円-166,598円1,098円
5/30〜100株16,602円15,690円-91,678円478円
6/4〜100株15,670円15,690円+1,819円181円

建玉の買建時単価を見ても約2,000円の価格差がついていることに驚きです。

株価下落基調 長期化の様相

霞ヶ関キャピタル(3498)は正直なところ完全な仕手銘柄だと僕は思っています。
株価を下げるのも大口なら株価を上げるのも大口

モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社が主な大口かと思われますが、複数の大口が関与しており、彼らの思惑次第で霞ヶ関キャピタル(3498)の株価はどうとでもなります。

おそらく今は大口が建玉を安く買い集めたいフェイズで、いわゆる「振い落とし」がおこなわれていると推測できます。

複数いる大口それぞれの思惑がどう一致しているのか反発しているのかはわかりませんが、とにかく「今は上がらないフェイズ」というのは確かなようです。

ただ、空売りの残高を見ると空売りが嵩んでいっているのは確かなようなので、これが買い戻される時が来るというのもまた確かです。

今、せっせと玉集めをしている大口の建玉が彼らの基準値を越えれば、あとは株価を上昇させて利益を得るのみ。
そのタイミングがいつかはわかりませんが、我々弱小個人投資家はじっと「その時」を待つしかないでしょう。

売買高が増えず大口は建玉を思うように集められない?

例えば4月1日から30日にかけての下落期間は、売買高の合計が26,231,400株ありました。
1日あたり平均で1,249,114株です。

一方、5月21日から6月4日までの売買高合計は9,294,700株。
1日あたり平均で844,973株です。

1日平均比率にして約67.65%と、売買高が大きく減少していることがわかります。

これは、霞ヶ関キャピタル(3498)という銘柄に個人投資家が集まらなくなってきたということではないでしょうか?

あからさまな仕手が過ぎるあまり、それを嫌う投資家が離れていった可能性は否定できないのではないか、と考えます。

もしそうだとすると、考えられる嫌な展開が2つあります。

  • 大口の目標とする建玉数に達するまでに時間がかかり、建玉買い集めフェイズが長引く
  • いざ株価を上げるフェイズに移行しようとしても、売買に参加してくれる個人投資家が少なく株価が上がらない

こうなるとあとは徐々に株価が下がっていき、ちょうど良さそうなところに落ち着いて終了ということになります。

慌てず騒がず状況を見守るのみ

ともあれ、今は慌てず騒がず状況を見守るしかありません。
もはや期待も不安もなくなり達観したような面持ちとなっている自分がいます。
明日も静かに見守りたいと思います。

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