やはり来てしまいましたね。
大規模な下落が。
東証全体での値下がり幅ランキングで堂々の4位です。
しかし今日はまだメジャーSQ決済日当日。
僕の推測では大きな下落があるのは来週月曜日のはずです。
単に僕の推測がハズレただけか、あるいは今日下げて月曜日にもまたさらに下げるのか。
いずれにせよ「一昨日損切りしておいて本当に良かった」と心から思います。
損切りせずに持ち続けても、一旦損切りして下で買い直しても、最終的な損益は同じです。
ならば一旦損切りしてスッキリすることができて本当に良かった。
4連続陰線で3連続落 前日比-860円の14,150円で大引
今日の霞ヶ関キャピタル(3498)は、前日終値から180円ギャップダウンしてスタートし、前日比-860円の終値14,150円で大引を迎えました。
4連続陰線で3連続落。
一目均衡表の雲を突き破り、さらに下へと墜落です。
こうなるともはや「絶望的」という印象すら受けます。
もし仮に、月曜日ここからさらに数千円規模で下落ということになれば一大事です。
そしてもし仮に、寄らずのストップ安などということにでもなれば、株価は11,150円まで下落することになります。
日足を見ると、2024年2月初頭頃、11,000円付近に一度落ち着こうしたタイミングがあります。
そこから2月16日を境に三尊天井(トリプルトップ)が形成され今に至ると見ることができます。
「この三尊天井(トリプルトップ)分を今回の下落で一気に落としてくるのか?」などと不穏なことを考えてしまうほど、今の霞ヶ関キャピタル(3498)はネガティブな空気に包まれています。
1日を通して下落一辺倒
今日の霞ヶ関キャピタル(3498)は、前日から180円ギャップダウンの始値14,830円でスタートし、窓を埋めずに下方向へ展開。
9時台はズルズルと下落して14,300円台に落ち着きます。
前場引け前と後場寄り直後には最大で14,650円まで上昇するも、やはり下落は止められず、引き続きズルズルと下落して14,150円で大引を迎えることになりました。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|
14,830円 | 14,860円 | 14,080円 | 14,150円 |
楽天証券の1日信用空売りが、前場には5,000株ほどあったのですが、気がつくとゼロになっていました。
僕自身、13時を過ぎて一段大きく下落したタイミングで空売りをするかすまいか迷ったのですが、迷っているうちに空売り在庫はゼロになってしまっていました。
14時台になると時折買われて株価が上がる局面がありましたが、おそらく個人投資家が1日信用の空売りを買い戻していたのではないかと思います。
もしかすると、大口もいくらかはひっそりと買い戻していたかもしれません。
今日の空売り
今日も売られていますが、毎度お馴染みモルガン・スタンレーMUFG証券株式会社は見当たりません。
空売り者 | 残高割合 | 増減率 | 残高数量 | 増減量 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
XTX Markets | 0.870% | +0.230% | 86,300株 | +22,900 | |
Barclays Capital Securities | 1.330% | +0.060% | 130,886株 | +5,800 |
来週月曜日以降の展開は?
来週月曜日は、おそらくまだ下落局面ではないかと推測します。
なぜなら、
「含み損を抱えながらも、損切りを逡巡し今日投げられなかった個人投資家が、事の重大さに気づき決意の損切りをしてくるだろう」と考えるからです。
一般個人投資家レベルでは、月曜日で一旦下落の目処となりそうですが、モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社をはじめとする大口がどう動くかは推測ができません。
楽観的な推測をすれば、「下落は月曜日で収束し、火曜日からは上昇局面」と言えるでしょう。
ただ、そう楽観的な推測をできるほど、今の霞ヶ関キャピタル(3498)には強さを感じることができません。
悲観的に考え、最悪の事態を想定してリスクを回避する行動を取るほうが賢明に思えます。
譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行
今日、新たなIRニュースとして「譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行に関するお知らせ」が発表されました。
これは、
- 霞ヶ関キャピタルの役員および従業員に対し、株の購入資金を手当として支給し、対象者はその資金で株を購入する
- 上記によって購入した株は、定められた期間内は譲渡等の処分をすることができない
というもののようです。
発行株数は9,527株。
払込期日は2024年8月16日。
つまり、2024年8月16日までに9,527株の買い注文は確約済みということでしょうか。
名義上の株主が役員・社員というだけで、実際は彼らが株を購入するわけではなく、実質的には自社株買いということでしょうか。
「譲渡制限付株式報酬として『新株式の発行』」ということなので、株価にはどう影響するのでしょうか。
ちょっと、制度の詳細はよくわかりませんが。
かつ、「譲渡制限」の内容によれば、購入された株は少なくとも2026年8月1日までは売り注文を出されることはありません。
このIRが出たことで、来週の動きがさらに興味深くなってきました。
なぜかというと…
奇しくも、去る3月15日にも同様に「譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行に関するお知らせ」が発表されているからです。
この時も株価が落ち込んできていたタイミングで、この「譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行に関するお知らせ」を発表した翌営業日から4営業日連続で株価は高騰し、結果株価は5,000円ほど上昇しています。
これは果たして偶然か? と考えてしまうのです。
さて、来週の霞ヶ関キャピタル(3498)がどうなるか。
目が離せません。