霞ヶ関キャピタル(3498)3連続伸ならず反落 2連続陰線 前日比-210円

スイングトレードレポート026

今日の霞ヶ関キャピタル(3498)は、前日から90円ギャップダウンしてスタートし低空飛行で横ばい。
売買高も282,400株と極端に少なく、悲壮感漂う展開となりました。

目次

3連続伸ならず反落 2連続陰線 前日比-210円

今日の霞ヶ関キャピタル(3498)は、前日終値から90円ギャップダウンしてスタートし、前日比-210円の終値15,190円で大引を迎えました。
3連続伸ならず反落し、2連続陰線の日足となっています。

毎度のことながらこの銘柄に対してテクニカル的な分析も何もあったものではないと思いますが、日足で見ると今日ついに一目均衡表の雲を下に突き抜ける形となりました。

様々な金融イベントと重なり時期的に厳しいこともありますが、ここから巻き返していけるかどうか、要注目です。

前日比-210円 出来高も少なく悲壮感漂う展開

今日の霞ヶ関キャピタル(3498)は、前日終値から90円ギャップダウンの15,310円でスタートし、上に開いた窓を埋めに行くことなく下に向けて展開。
時折上下に小波を作りながら横ばいを続け、ほとんどの時間を始値より下の値段で推移します。

前場引け間際にガクンと一段下げると、後場はそのレンジで推移。
前日比-210円の終値15,190円で大引を迎えました。

売買高も282,400株と極単に少ない数値。
これはメジャーSQ前の「魔の水曜日」を嫌い売買を手控えた投資家が多いということかもしれません。

始値高値安値終値
15,310円15,360円15,070円15,190円

今日も昨日一昨日と同じレンジで推移していくのかと思いきや、なんと一段下げてきました。
とはいえ15,000円以上はキープさせるのか、あるいは明日以降で14,000円台まで下げてくるのか。

株価が15,000円を切ると値幅制限が3,000円となり、ストップ高ストップ安の限界値が前日比±3,000円となります。
「彼ら」がもしこの点を気にしているのであれば、15,000円台はキープしたいと考えているかもしれません。

今日の空売り

今日も順調に売られています。

空売り者残高割合増減率残高数量増減量備考
XTX Markets0.850%+0.060%83,800株+5,200
モルガン・スタンレーMUFG5.370%+0.160%528,025株+15,600
Barclays Capital Securities1.030%+0.110%101,686株+10,800
GOLDMAN SACHS0.440%-0.100%43,382株-10,000報告義務消失

メジャーSQを警戒し全建玉を損切り

今日、600株すべての建玉を損切りしました
その額なんとマイナス1,080,469円
とんでもない金額です。
とはいえ、「シームレス押し目拾い投資法」の観点から言えば「下でまた買えばいいだけ」という話でもあります。

損切りして心は晴れやかです。
やはり、「どうせ上がる投資法」は使い所が重要と痛感しました。

なぜ今損切りしたか

ここまで引っ張っておいて、なぜ「今」損切りなのか。
それは、「メジャーSQ後の急落」を警戒したからです。

「メジャーSQ『後』? 『前』じゃないの?」と思われた方もいるでしょう。
そうなんです。
「前」じゃなく、「後」なんです。

霞ヶ関キャピタル(3498)について、メジャーSQ付近での値動きがどうなっていたか、過去の例を調べてみました。
株価の動きが活発になった2023年10月以降の2回と、それ以前の1回、合計3回を例として抽出します。

下記表中のピンク色の行がメジャーSQ決済日の数値です。

2024年3月のメジャーSQ決済日前後

日付始値高値安値終値前日比売買高
2024/3/1112,960円13,110円12,530円12,770円-900円(-6.6%)594,200株
2024/3/813,850円14,210円13,650円13,670円-190円(-1.4%)407,700株
2024/3/714,800円15,140円13,850円13,860円-640円(-4.4%)633,900株
2024/3/614,310円15,230円14,120円14,500円140円(1%)729,100株

2023年12月のメジャーSQ決済日前後

日付始値高値安値終値前日比売買高
2023/12/117,130円7,130円7,130円7,130円-1,500円(-17.4%)41,400株
2023/12/88,490円8,710円8,470円8,630円-100円(-1.1%)390,800株
2023/12/79,030円9,120円8,670円8,730円-450円(-4.9%)457,400株
2023/12/69,260円9,460円9,050円9,180円-50円(-0.5%)520,800株

2023年9月のメジャーSQ決済日前後

日付始値高値安値終値前日比売買高
2023/9/115,840円5,960円5,650円5,680円-160円(-2.7%)165,200株
2023/9/85,560円5,940円5,550円5,840円180円(3.2%)194,200株
2023/9/75,750円5,760円5,600円5,660円-100円(-1.7%)80,500株
2023/9/65,810円5,840円5,650円5,760円-10円(-0.2%)147,400株

直近2回で、メジャーSQ決済日の翌営業日に株価が大きく下落しているのがわかります。
2023年12月に関しては「寄らずの」ストップ安です。

2023年9月時点ではまだ大口による株価操作がおこなわれていなかったか規模が小さかったのでしょう。
さほど大きな変動はありませんでした。

ちなみに、メジャーSQ決済日が近づくと「魔の水曜日」などともよく言われますが、メジャーSQ決済日前の水曜日に大きく動いたケースは今回の例中にはありませんでした。
むしろ前日の木曜日に大きめの下落があるように見受けられます。

そういえば、「あの時」のさくらインターネット(3778)もメジャーSQ決済日後に大きく値を崩していたのを思い出しました。

この時は確かNVIDIAの決算内容が嫌気されたとか、日銀の金融緩和政策に関するアナウンスがあるとかあったとか、複合的な要素が絡んでおり今回とは状況が違うと思いますが、なんとも不穏な共通点ではあります。

日付始値高値安値終値前日比売買高
24/3/136,220円6,620円5,840円6,620円+1,000円(+17.8%)6,792,400株
24/3/125,620円5,620円5,620円5,620円-1,000円(-15.1%)1,293,200株
24/3/116,620円6,620円6,620円6,620円-1,500円(-18.5%)301,400株
24/3/810,660円10,770円7,800円8,120円-2,150円(-20.9%)7,920,700株
24/3/710,200円10,980円9,660円10,270円+730円(+7.7%)8,586,400株
24/3/69,250円9,980円9,180円9,540円-310円(-3.1%)6,156,900株
24/3/59,010円10,140円8,500円9,850円+990円(+11.2%)14,775,000株
24/3/48,000円8,860円7,920円8,860円+1,500円(+20.4%)9,056,100株
24/3/16,600円7,450円6,600円7,360円+910円(+14.1%)9,087,400株

さくらインターネット(3778)の株価はこの後徐々に落ち着きを取り戻し、5,000円〜6,000円のレンジに定着することになります。

ある程度以下に下落することはありませんでしたが、爆発的に伸びた部分の株価は戻ってこなかったわけです。

ちなみに僕はこの時さくらインターネット(3778)を200株現物保有していました。
4,350円くらいで買ったものだったので損失は出ませんでしたが、一時1,200,000円を超えていた含み益が450,000円ほどに萎んでしまい、もったいないことをしました。

これを回顧し、果たして霞ヶ関キャピタル(3498)はどこに落ち着くのかなぁ、と思いを馳せる次第です。

メジャーSQというのをすっかり失念していました。
嫌なタイミングでスイングを仕掛けてしまったものです。
これがなければ損切りせずに持ち続ける選択肢もあったでしょうが…。

例えば株価がこのまま15,000円台で推移し、過去の例のようにメジャーSQ後急落したら。
数百円の下落で済めばまだマシですが、一気に4,000円を下げてストップ安になどなろうものなら、600株で2,400,000円の損失上乗せとなります。

寄り付いてくれれば途中で投げることもできますが、寄らずのストップ安ともなれば目も当てられません。
(さすがに4,000円を寄らずのストップ安とは考えづらいですが、今の信用買い残の数値を見るとあながち可能性はゼロとも言い切れません)

損切り直前の暫定損失合計金額は-1,707,749円。
上記上乗せ分を加算すると4,107,749円の損失となります。

基本的には「株価はその後反発して戻る」と考えますが、だとしても400万円超の損失は金銭的にも精神的にもダメージが甚大です。
ならば、「一旦損切りし、上がっても下がってもそこで買い直せばいい」と考えを改めました。

前回のメジャーSQ後に株価急落した銘柄がその後どうなったかを調べた記事もあります。
興味がおありでしたらご一読を。

今回の損失金額確定 マイナス1,778,151円

今回の一連のスイングトレードで出た損失の合計金額はマイナス1,778,151円となりました。
4月末におこなった-195,325円の損切りなど可愛いものです。
今となっては「なぜあの時たかだか-19万円程度の含み損を損切りしたのか」と思えるほど。

しかしこの金銭感覚の変化はよくない変化です。
「たかだか-19万円」などと言ってしまっては、大切なお金の本来の価値を見失ってしまいます。
お金の大切さ、ありがたさを再確認し、真摯な姿勢で取引をおこなっていかなくてはいけませんね。

損切りした建玉

期間株数買建時単価売埋時単価実現損益金利
5/22〜6/12100株17,500円15,260円-225,711円1,711円
5/24〜6/12100株17,645円15,260円-240,124円1,624円
5/24〜6/12100株17,640円15,260円-239,623円1,623円
5/24〜6/12100株17,345円15,260円-210,096円1,596円
6/4〜6/12100株15,670円15,250円-42,631円631円
6/6〜6/12100株16,470円15,250円-122,284円284円

利確した建玉

期間株数買建時単価売埋時単価実現損益金利
5/30〜6/6100株16,602円16,740円+13,036円764円
6/6〜6/6100株16,730円16,740円+904円96円

最終実現損益

実現損買建に伴う損切り損失合計金額
-1,080,469円-712,100円-1,792,569円
実現益
+14,418円
最終実現損益
-1,778,151円

かつてない大規模損失を出すも心は晴れやか

ここ最近は霞ヶ関キャピタル(3498)の値動きが気になって仕方ない日々が続いていました。
また、メジャーSQというイベントを失念していたこともあり、予定が狂ったということもあります。

こういった局面では、一旦フラットな立場に戻り、冷静に客観的に周囲を見渡す必要があると感じました。
やはり、冷静かつ客観的そして臨機応変でいることができなければ株式投資やデイトレ、スイングトレードでは損失を出すばかりだと痛感した次第です。

今回のスイングトレードではマイナス1,778,151円というかつてない大規模な損失を出すに至りましたが、すべて精算した今、心は晴れやかです。

大金は失いましたが、少しずつコツコツと取り戻すチャンスはあると自分に言い聞かせ、前向きに行きたいと思います。

よろしければシェアでご声援ください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次