反撃ならず 前日比+230円も陰線で大引
昨日420円のギャップダウンスタートから前日比+60円まで上昇し陽線で引けた霞ヶ関キャピタル(3498)ですが、2連続陽線とはいかず、今日は始値13,890円、終値13,710円の陰線を作って大引けを迎えました。
とはいえ、前日比では+230円となっており、まだ上昇の目が潰えたわけではありません。
ただ、かなり長い上髭を付けており、強い売り圧力に押し戻されている感は否めません。
立ち上がりに勢いを見せるも早々に失速
今日の霞ヶ関キャピタル(3498)は、前日から410円ギャップアップの13,890円で寄り付くと、13,720円まで下値を探った後グイグイと上昇し、9時45分に高値14,330円を記録します。
が、勢いはここまで。
すぐに急激な下落が始まり、そこからは階段上に下落を繰り返す展開。
13時15分に垂直下落で安値13,490円を記録すると、そこからは横ばいし、大引前に若干の上昇はあったものの、13,710円でフィニッシュしています。
昨日の14時台後半で13,500円付近に調整したきたような印象があったので、今日も最終的にはその辺りに落ち着くのかと思いましたが、意外にも14時台に伸びがあり、13,710円という終値になりました。
やはり、そう簡単に上昇局面に移ることはできなそうですね。
9時台の上昇が大規模空売りの買い戻しなのか、新規大口の買い入れなのかわかりませんが、とにかく上には行けそうにない圧力がかかってきていることが窺い知れます。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|
13,890円 | 14,330円 | 13,490円 | 13,710円 |
今日の空売り
今日は売り優勢だったようです。
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社には動きがありませんでした。
空売り者 | 残高割合 | 増減率 | 残高数量 | 増減量 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
XTX Markets | 0.710% | 0% | 70,600株 | 再IN(前回2024-06-24) | |
Barclays Capital Securities | 0.790% | -0.060% | 77,886株 | -6,100 | |
GOLDMAN SACHS | 0.780% | +0.100% | 77,382株 | +9,600 |
階段状に下落?
霞ヶ関キャピタル(3498)の6月に入ってからの動きは、階段状に下落しているようにも見えます。
一段下げては落ち着いたように見せて横ばいし、油断した頃にもう一段下げてまた横ばい…といったような動きです。
前回の横ばいは6月17日〜20日の4営業日、その前の横ばいは6月7日〜13日の5営業日、その前は短く6月4・5日の2営業日です。
「2〜5営業日を挟んで下落する」というパターンで行くとするなら、今週中にもう一段下がるタイミングが来る可能性はありそうです。
そして、下がるとしたら行く先の価格帯は12,200円〜12,300円付近でしょうか。
これまでの下げ幅が最大で1,500円ほどだったことを考えると、一気に11,000円〜11,600円の価格帯まで落ちていくことはないように思われます。
もちろん、今いる価格帯が「底」である可能性も十分にあります。
いつ上昇トレンドに転換するかもわかりません。
明日も冷静に観察していきたいと思います。