好材料銘柄を寄成で注文し含み損連発 「どうせ上がる投資法」の行末は?

スイングトレードレポート008

チャレンジ中のスイングトレードについての最終結果、途中経過を記していきます。

目次

霞ヶ関キャピタル(3498)を利確・買建中

霞ヶ関キャピタル(3498)はデイトレでも毎日取引している銘柄ですが、そんな中、「損切りしたが少し待っていれば上がっていた」というケースが非常に多いことに気づきました。

そこで、比較的安いと判断した株価で買建し、含み損をグッと堪えて持ち続け、上がったところを利確するという方式を採用しました。
これを「どうせ上がる投資法」と名付けます。

霞ヶ関キャピタル(3498)はデイトレで毎日取引しているということもあり、株価のおおよその上値と下値がなんとなくわかっています。
この範囲で取引をしておけば、手痛い損失を被る心配は比較的低いであろうという算段です。

これが奏功し、17日には前日に買建した200株を売埋して55,000円を利確しています。

利確済み

期間株数買建時単価売埋時単価損益金利
4/16〜4/17100株16,950円17,000円4,805円195円
4/16〜4/17100株16,500円17,000円49,811円189円

買建中

また、17日には新たに500株を買建しています。
機関・大口と思われる大量の売りで想定外に株価が下落してしまいましたが、当初の想定より時期は遅れるものの利確はできるだろうと考えています。

評価損益額は-493,781円、評価損益率は-4.27%〜-8.11%といったところです。

期間株数買建時単価現在値評価損益金利
4/17〜100株16,460円15,130円-133,568円568円
4/17〜100株16,200円15,130円-107,559円559円
4/17〜100株16,100円15,130円-97,556円556円
4/17〜100株16,000円15,130円-87,553円553円
4/17〜100株15,800円15,130円-67,545円545円

霞ヶ関キャピタル(3498)は非常に値動きの激しい銘柄で、1日のうちに1,000円〜1,500円動くということもザラにある銘柄です。
動く時のスピードも凄まじく、数ティックが本当に一瞬ですっ飛んでいくような動き方をします。
初めてチャレンジした時はまったくついていけず唖然としたものですが、今ではそれにも慣れてきました。

そんな銘柄なので、大きな値動きがあることには驚きません。
4月1日(月)から5日(金)にかけても今回と同等の下落期間があり、翌週1週間で完全にとは行かないまでも値を戻しています。

これに倣う形であれば、来週は徐々に値を戻し、週の後半には16,500円〜17,000円あたりまで戻るのではないかと考えています。

サンリオ(8136)

4月12日に400株を買建したサンリオ(8136)ですが、いまだに含み損を出したまま買建中となっています。

水曜日、木曜日は「徐々に上昇か?」と思わせる気配を漂わせましたが、金曜日の大混乱でまた大きく値を崩し、含み損は現在-121,456円、評価損益率にして-10%ほどです。

もう少し様子を見てみようと思ってはいますが、もしかしたら跳ねないまま損切りしなければならない可能性も感じています。

期間株数買建時単価現在値評価損益金利
4/12〜200株2,938.00円2,628.0円-62,304円304円
4/12〜100株2,926.00円2,628.0円-29,951円151円
4/12〜100株2,918.50円2,628.0円-29,201円151円

サンリオ(8136)は、3月28日に株式分割(3:1)を実施しており、100株あたりの株価が1/3になっています。
この効果で株がより広く買われるようになり株価も上昇するかと思われましたが、その効果はありませんでした。

一方、4月10日に大きな陰線を引いており、とはいえこれまでも同程度の陰線からすぐに陽線に反転しているため、あまり気に留めず買建してしまいました。
ところが予想に反して株価は下落の一途。
サンリオ(8136)の地力をまだ信じていますが、さて、どうなりますか…。

レゾナック・ホールディング(4004)

前日大引後に「2024年12月期の連結業績予想について売上高、営業利益、最終利益を上方修正した」という好材料が出ており、これに飛びつく形で17日朝に寄成で買建注文を出してしまいました。
これが始値の4,000円で約定。

これに対し、レゾナック・ホールディング(4004)のこの日の株価は、この始値4,000円を高値として3,800円付近を横ばいで推移。
最終的には終値3,880円(前営業日比+415.0円)で大引けを迎えました。

現在値は3,732.0円となっており、評価損益は-26,800円となっています。

期間株数買付時単価現在値評価損益
4/17〜100株4,000円3,732.0円-26,800円
EPS予想EPS実績PER予想PER実績ROEROABPSPBR配当利回
138.0-104.6527.040.004.5 %1.6 %3,052.071.221.74 %

株式会社レゾナック・ホールディングスは、日本の大手化学工業会社。日経平均株価の構成銘柄のひとつ。
2023年1月1日、昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)が統合し、持株会社の「株式会社レゾナック・ホールディングス」となりました。同時に、事業会社の「株式会社レゾナック」も設立しています。

事業会社である株式会社レゾナックの事業内容は、半導体・エレクトロニクス、モビリティ、機能材料、石油化学、基礎化学品、グラファイト、デバイスソリューション、ライフサイエンス。

レゾナック -Resonac-

ネクセラファーマ(4565)

前日大引後に「ニューロクライン・バイオサイエンシズとの提携プログラムである経口M4受容体作動薬『NBI-1117568』の長期毒性試験が成功。これに伴い約23億円のマイルストーンを受領」という好材料が出ており、これに飛びつく形で17日朝に寄成で買建注文を出してしまいました。
これが始値の1,516円で約定。

これに対し、ネクセラファーマ(4565)のこの日の株価は、この始値1,516円から高値1,552円を付けながら揉んだ後下落し、1,480円付近を横ばいで推移。
最終的には1,463円(前営業日比+7.0円)で大引けを迎えました。

現在値は1,450.0円となっており、評価損益は-6,600円となっています。

期間株数買付時単価現在値評価損益
4/17〜100株1,516.0円1,450.0円-6,600円
EPS予想EPS実績PER予想PER実績ROEROABPSPBR配当利回
-16.7-87.180.000.00-2.2 %-1.3 %746.921.940.00 %

ネクセラファーマ株式会社は、元ジェネンテック社長(藤沢薬品工業出身)の田村眞一氏が創設した創薬バイオベンチャー。
2024年4月1日、そーせいグループ株式会社からネクセラファーマ株式会社に商号変更、日本子会社のイドルシアファーマシューティカルズジャパン株式会社と株式会社そーせいが合併し、前者を存続会社としてネクセラファーマジャパン株式会社に商号変更しています。

国際的なバイオベンチャー企業を目指しグローバルな研究開発活動、ライセンス活動、買収事業を展開。英国へプタレスの買収に成功し黒字化達成、四季報の記事をきっかけに「バイオベンチャーのソフトバンク」の異名も。

命を支えること。それが私たちの使命です – Nxera Pharma

好材料銘柄の寄成注文は危険

今回のレゾナック・ホールディング(4004)やネクセラファーマ(4565)もそうですし、以前には他銘柄でも同様に痛い目を見ています。

QPS研究所(5595)を「防衛省から56億円の案件を受注した」という材料に飛びつく形で買建し-50,160円の損切りをしたこともありました。
こちらは根気強く3週間持ち続けていれば利確のチャンスもありましたが、我慢できずに損切りしてしまいました。

また、エクサウィザーズ(4259)を「第一三共とAIを活用した創薬プロジェクトの成果を発表」という材料に飛びつく形で現物購入し、こちらはまだ保有中ですが現時点で-89,399円の含み損となっています。
こちらは個人的に応援したい気持ちもあり、現物で購入し保有し続けています。
もちろんプラ転してくれれば嬉しいことですが、あまりそこを気にしすぎず、気長に持っていようと思っています。

レゾナック・ホールディング(4004)とネクセラファーマ(4565)も、中・長期保有を視野に入れて現物で購入しておきました。
どちらの銘柄も、業績・実績に基づく好材料であり、今後に期待が持てる材料であると考えられます。
しばらくは様子を見てみようと思います。

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