2025年2月19日から3月10日にかけておこなったスイングトレードの結果についてレポートします。
下落に次ぐ下落に耐えきれず撃沈
まさかまさかの下落に次ぐ下落を受け、含み損の重圧に耐えきれなくなり、あえなく撃沈となりました。
よりによってスイングを仕掛けたタイミングで、まさかこれほど下がるとは。
タイミングが悪すぎました。
期間 | 株数 | 買建時単価 | 売埋時単価 | 損益 | 金利 |
---|---|---|---|---|---|
2/19〜3/6 | 100株 | 48,640円 | 47,770円 | -92,092 | 5,092円 |
2/20〜3/10 | 100株 | 47,930円 | 45,910円 | -206,651 | 4,651円 |
早まった買建
最初の100株を買建した2月19日時点、僕は「48,200円まで下がってくれたら買建したい」と考えていました。
48,200円というのは、去る2月4日の終値です。
この時はここが下げ止まりで、そこから上昇して2月13日に終値50,400円まで到達しています。
この経験があったため「また48,200円まで下がってくれたら」と思っていたのですが、「なかなかそこまでは下がってこないだろう」という思いもありました。
ここで「もう買ってしまわないと上がってしまうかも」という焦りから、48,640円での買建に至ります。
これが早まった買建となりました。
株価はこの日、48,150円まで下落したのです。

翌2月20日、株価はさらに下落します。
ここで、チャンスとばかりに100株を47,930円でナンピン。
これもまた早まった買建となりました。
この日の終値は47,530円でした。

膨らむ含み損
株価はさらに急激に続落。
2月21日には終値46,980円、2月25日には終値45,560円と安値を更新していきました。
膨らむ含み損。
2月28日には場中安値の44,680円を記録し、この時点で含み損は最大721,000円まで膨らみました。
※実際は買方金利が発生しているのでもう少し行っていたと思います。
「そんなに下がるならそこで買いたかったよ!」と心の中で何度叫んだことでしょう。

2月28日の安値44,680円を機に底打ち反転の様相
どこまで下がってしまうのかと心配になっていたファーストリテイリング(9983)の株価ですが、2月28日に安値44,680円を記録して以降は底打ちしたように反転上昇し、日足ではいい形を作って上昇を始めました。
44,680円の買い時を逃す
これは「買い逃してしまった」話なので今回のスイングトレードとは直接的に関係ないのですが…。
前述したとおり、去る2月28日にファーストリテイリング(9983)の株価は場中一時的に44,680円まで下落します。
正直、ここは買い増しをしたかった。
ですが、「300株持った状態でさらに下がったら」という不安から買い増しを思いとどまってしまいました。
ここで買い増しできていれば、先に買建していた200株と合わせて平均取得価額が47083.33円となり、損切りどころか十分すぎるほど利確を狙えていたはずでした。
結果論になりますが、非常に残念です。
3月6日 超大口の売り抜けを受けて100株を損切り
今回のトレードの基本的なスタンスは、「株価は49,000円〜50,000円くらいまで上がるだろう」というものでした。
が、3月6日、超大口が株価48,000円で売り抜けていったのを確認すると若干不安になり、48,640円で買建した100株を47,770円で損切りしました。
※株価はこのあと一時47,940円まで上昇したのでちょっともったいなかったですが…。


2月28日に44,680円を記録してからは底打ちしたように反転上昇し、日足で見ると順調に上昇しているように見えました。
翌日以降さらに伸びていく可能性ももちろんあります。
が、48,000円というのは確かに節目となる数字です。
ここで大きく売りが出て反落に切り替わる可能性も十分にあります。
また、25日移動平均線が48,200円付近にあり、これが抵抗線になる可能性も否定できませんでした。
さらには、翌日3月7日は金曜日です。
週の終わりに手仕舞いの売りが出てきてもおかしくありません。
そもそも、最初の100株を買建した時点ではまさかファーストリテイリング(9983)の株価がここまで下がるとは考えていません。
3月6日時点では「株価は49,000円〜50,000円くらいまで上がるだろう」という前提もすでに若干揺らいでおり、むしろ「頼む49,000円まで上がってくれ…。」という祈りの気持ちにすらなっていました。
建玉200株のうち100株を損切りして100株を残したのは、「まだ上を目指す可能性もある」と考えたからです。
その根拠はというと、「超大口が売り抜けていった」とはいえ、「前日までにより多くの超大口買いが入っているのを確認していた」というものです。
「まだホールドしている超大口がいる」つまり「まだ上がると判断している超大口がいる」ということです。
3月7日 案の定株価は下落
さらなる下落を警戒し損切りした翌日、案の定株価は下落。
こんなことなら100株を残したりせずに全部損切りしてしまえば良かったと若干後悔しました。

ただ、やはりこれだけ株価が下がってくれば「チャンス」と考える投資家もいるのでしょう。
かなり大規模な買いが入っていた形跡もあります。

3月10日 さらなる超大口の売り抜けを受けて残りの100株も損切り
この日も超大口の売りが出ました。
moomoo証券アプリで確認したタイミングが遅かったようで、歩値は確認できなかったのですが、前回の3月6日より大きな売りだったようです。

これを受け、非常に残念ではありますが、ここで諦めて残りの100株も損切りしました。
この週の金曜日(14日)にはメジャーSQが控えており、ここでさらなる大幅下落が待ち受けている可能性もあります。
この日の超大口売りは、おそらくこれを見越してのものだったのではないかと思います。
ただ、メジャーSQを乗り切れば一気に上昇に転じる可能性もあり、このままホールドするかどうかは悩ましいところでした。
が、この日の終値は45,660円。
ここからさらに大きく下落となれば、44,000円台あるいは43,000円台を覚悟しなければなりません。
そうなると、一時的とはいえさすがに精神的負担が大きく、それならばいっそのこともう損切りしてしまいたいと考えました。
また、仮に44,000円台あるいは43,000円台まで下落したとして、そこから「一気に上昇」といっても果たしてどこまで上昇するか。
ファーストリテイリング(9983)のことです、地合が良ければ株価5,000円分を駆け上がっていくくらいは容易なことだと思いますが、今はトランプ大統領がアグレッシブに動き、マーケットが混沌としている状態です。
果たして楽観して良いものか。
もちろん、長期的に見ればファーストリテイリング(9983)はまた50,000円台を超えていくだろうと思っています。
が、「長期的に」待ち続けるには信用取引の買い方金利が重くのしかかってきます。
非常に残念ではありますが、今回のスイングトレードはこれにて手仕舞いとします。

ファストリ(9983)スイングトレード3連敗
ここ最近頻繁にファーストリテイリング(9983)でスイングトレードをおこなっていますが、直近では3連敗となっており、かつ直近2回はそれぞれ-30万円に迫る惨敗となっています。
今回の結果が-298,743円の損切り。
前回1月10日〜15日にかけておこなったトレード結果は-279,232円の損切り。
前々回1月6日〜7日にかけておこなったトレード結果は-73,705円の損切りです。
そのさらに前、11月21日から22日にかけておこなったトレードでは+116,334円の利確。
その前11月13日から14日にかけておこなったトレードでは+86,746円の利確となっているものの、完全に損失金額が利益金額を大きく上回ってしまっています。


「買えば下がる 売れば上がる」という言葉がありますが、まさにこれで、とにかくスイングトレードを実行するタイミングが悪すぎます。
しかも1月10日〜15日のトレードに関しては、損切りした後に株価はしっかりと上昇しており、「買えば下がる」「売れば上がる」が両方とも合致する大盤振る舞い。
ほとほと嫌になってしまいます。
あまりにも時期が悪すぎた
この時期は、スイングトレードを実行するにはタイミングが悪すぎたのかもしれません。
- トランプ大統領の関税政策による市場の悪化
- 日経平均におけるファーストリテイリング(9983)のキャップ調整が4月1日に控えている
- 3月14日はメジャーSQ算出日
トランプ大統領がアメリカ大統領に着任し、アグレッシブにさまざまな政策を実行する中で、各国に対する関税政策が市場に大きな影響を及ぼしています。
また、来たる4月1日には日経平均におけるファーストリテイリング(9983)のキャップ調整が控えています。
そして、3月14日はメジャーSQ算出日でした。
楽観的にスイングトレードを実行しすぎたかもしれないと反省しています。
反省点は下記2点です。
- 「持たざるリスク」を意識するあまり買建を早まった
- 「ファストリはどうせ上がるだろう」と外的要因に配慮せずホールドしてしまった
実際、長期的に見ればファストリはどうせ上がると思います。
が、そのスタンスでスイングトレードするのであれば、現物でトレードするべきだったし、当然のことながらそれ相応の資金量でトレードするべきでした。
信用取引でスイングトレードするのであれば、買い方金利を考慮して極力短期でやるべきで、かつ、想定を超えて下がりそうな場合にはやはり早めに損切りをするべきです。
今後スイングトレードをする際にはこれを肝に銘じておきます。