続落し7連続陰線 前日比-50円の14,110円で大引
今日の霞ヶ関キャピタル(3498)は、前日終値から150円ギャップアップしてスタートし、前日比-50円の終値14,110円で大引を迎えました。
続落し日足は7連続陰線と、もはや虫の息といった様相の日足となっていますが、今日も終値は14,000円台をキープ。
場中安値で14,000円を割ってくる場面は何度かありますが、終値で13,000円台まで落としてくることはどうやらなさそうな雰囲気が漂っています。
となると、次の興味は「上げるつもりはあるのか」「上げるとしたらいつ上げるのか」に向いてきます。
あるいは、「7月2日に控えている3Q決算発表を受けて『失望売り』を演出しさらに下落を狙っている」のでは、といった想像もできますが…。
昨日にも増しておとなしい展開
今日の霞ヶ関キャピタル(3498)は、昨日にもましておとなしい展開となりました。
高値から安値まで390円の値幅に収まる展開というのはこの銘柄においてはなかなか珍しいのではないでしょうか。
後場早々に上昇する場面がありましたが、高値をつけるまでは及ばず、すぐに失速して下落するなど、かなり抑え込んだ展開となっていました。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|
14,310円 | 14,360円 | 13,970円 | 14,110円 |
今日の空売り
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社が買い戻している以外は動きがありません。
空売り者 | 残高割合 | 増減率 | 残高数量 | 増減量 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
モルガン・スタンレーMUFG | 5.360% | -0.230% | 527,825株 | -22,500 |
ここからが我慢比べの本番?
売買高も310,200株と少なく、身動きが取れない状態となっています。
上がるでもなく、下がるでもなく、中長期株主やスイングトレーダーにしてみれば「上げるか下げるかはっきりしろ!」と言いたいところではないでしょうか。
長期ホルダーはそれでもただ持ち続けるだけでしょうが、中期・短期ホルダーやスイングトレーダーはさすがに耐えきれなくなり徐々に手放すケースが増え始めるかもしれません。
「もうここから動かないっぽいな」と判断されれば、利確・損切りの判断へと移る投資家・トレーダーも増えてくるでしょう。
「彼ら」の狙いはそこかもしれません。
そうしてまだまだ安く株を買い集めたいということです。
取得株数(あるいは比率)についてどのように目標設定しているかわかりませんが、まだしばらくこのジリジリとした「上にも下にも動かない」という状況が続く可能性は高いのではないでしょうか。
IRカテゴリの新しいニュースが1件追加
本日付でIRカテゴリの新しいニュースが1件追加されています。
内容を読むと、
沖縄県宮古島市におけるホテル開発プロジェクトへの参画を目的として、SK特定
目的会社の優先出資持分を取得することとなり、その出資金の額が当社資本金の額の100分の10以上に
相当し、また、その取得に係る対価の額が直前連結会計年度(2023年8月期)の当社純資産額の100分の
15以上に相当することから、下記の特定目的会社が当社の特定子会社に該当することとなりました。
とのこと。
「特定目的会社」というのを僕は知らなかったのですが、
もともと資産を保有していた会社が、資産とその資産を保有するのにかかる負債を特定目的会社に譲渡することにより、もともと保有していた会社の財務状況を改善する
という目的に用いられる特殊な法人のようです。
特定目的会社(TMK)とは?設立の手順やメリット・デメリットについて解説 | fundbook(ファンドブック)事業承継・M&A仲介サービス
この子会社の異動により発生する恩恵は
その取得に係る対価の額が直前連結会計年度(2023年8月期)の当社純資産額の100分の15以上に相当する
とのことなので、なんだかすごそうです。